カテゴリー「書籍・雑誌」の2件の記事

2007年12月15日 (土)

有頂天家族

12日朝の中日新聞、豊崎由美さんの「週刊読書かいわい」、好きなコラムなんで何気なく読んでたら・・あれあれ・・森見登美彦さんの「有頂天家族」(幻冬舎)の紹介が。

京都を舞台に狸と天狗と人間が三つ巴の化かしあいをするというどうぶつ奇想天外ファンタジー。

早速本屋さんで探してみると・・ありましたありました・・1冊だけ在庫が。さすが「近鉄ブックセンター四日市」。

これがまあ面白い。「面白きことは良きことなり!」がテぇマです。

京都に住む狸の名門・下鴨家の父・総一郎はある日、狸鍋にされこの世を去ってしまう。遺された母と頼りない四兄弟、という発端。もう、てんやわんやの、あっと驚く面白さ。

まあ、狸マニアにとっては、10年に1度の大傑作本になりました。

また、京都の風情に狸がぴたりはまってるというのが嬉しいです。彼らが暮らしている「下鴨神社・糺ノ森(ただすのもり)」、世を拗ねて蛙となった次男の矢二郎が井戸に潜む建仁寺近くの「六道珍皇寺」、狸が化けているへそ石が境内にある烏丸六角通「頂法寺」、あちらこちらの京のたぬきスポット、これは行ってみなければ。

やっぱ、京都の住民・・半分以上は「狸」だったんですねぇ。感無量。

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2007年6月10日 (日)

6月10日・すこし生真面目に。

ブログというのは、まず誰も読んでいないだろうという気楽さでなんでも記せちゃうような・・。

少し真面目に、最近読んだ本から。

しゃべれどもしゃべれども

珍しく映画の前に。佐藤多佳子さんという方、初めて、まあしゃべくりが旨い。美味しい。

ほおずき市のシーンに、ついホロホロ。次ごう3回、「三つ葉と十河」シーンにホロホロと。「一期一会」の落語世界、元気元気。

10歳の関西弁坊主・村林、タイガース一途で桂枝雀の「まんじゅうこわい」にほれこんでというあたりが嬉しい。

元プロ選手・湯河原のお言葉「(野球)ファンはだいたいあほ阿呆なもんだ。特に阪神ファンは利口なのは一人もいない」~ここまでいわれると根っからの阪神ファンは頷くばかりなのである。

贋世捨人

車谷長吉さんの本をたまに読むのだが、怖いもの読みたさみたいなもので読み出すと止まらない。

止めてほしいのに止まらない。

一休和尚の跡を追っての「大徳寺」「妙心寺」巡り、「現代の眼」編集部、旅館・料理場の日常、ひょこんと小佐野賢治やら竹中正久、白州正子といった人物が登場する。

巻末の自歴譜は敬称略としてあるが、

昭和六十一年十二月 白州正子さまから手紙をいただく。

とあり。

ブラフマンの埋葬

小川洋子さんの世界に浸る。

ブラフマンというのは、犬のような猫のような狸のような魚のような・・。

いったいなんだったんだろう。

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